人材育成・部下育成に
携わっている方の中には、
「いろいろと指導を
試みているのに、
社員が成長しない……」
という悩みをお持ちの方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
実は、こうした
“のれんに腕押し”状態に
なっている場合、
サポートしているポイントが
若干ズレていることが多いです。
今日は、
「指導が上手く響いていないな……」
と感じるときに意識してみてほしい
2つのステップを
シェアしたいと思います。
STEP1 視野を広げる
1つ目のステップは
「視野を広げる」です。
「知る」「学ぶ」段階、
だと考えても、
いいかもしれません。
これによって、
ものの見方が広がって
新しい考え方をする素地ができます。
ご自身で実感がある方も
いらっしゃると思うのですが、
人は「知らないこと」は
考慮の内に入れることが出来ません。
想像して補える範囲にも
限度があります。
部下が、
「行動してはいるけれど
物事が上手く進んでいない」
ような場合は
まずは、視野を広げ、
ベース知識の補強をする必要が
あるかもしれないです。
STEP2 スキルを磨く
2つ目のステップは、
広がった視野に基づいて
「考えて」「やってみる」
段階です。
これによって、
新たにスキルを身に着けたり
判断力が養われたりするわけです。
視野が広がっただけでは、
まだ、その中で
「どう考えればいいか」
「どう動けばいいか」
がわからないことも多いです。
なので、知識と行動を
つなげるための実践経験を
積んでいく、
ということが必要になります。
部下は今、どの段階にいるのか?
指導がうまくいかない、
成長が止まっているように見える
・感じられる人は
「STEP1 視野を広げる」の段階の人に
「スキルを磨く」指導をしていたり、
「STEP2 スキルを磨く」段階の人に
「視野を広げる」ための指導を
していたりするケースが多いです。
ですが、STEP1ばかりやっていると
知識ばっかりついて、
現実の仕事の質は
なかなか上がらないことになりますし、
STEP2ばかりやっていると、
「いつも同じことばかりやっている」
ように感じられて
場合によっては、
仕事がつまらなくなってしまいます。
あなたが指導・サポートしている
社員や部下にとって、
「視野を広げる」と
「スキルを磨く」、
“今”必要なのはどちらでしょうか?
今の状態を見極めて、
本当に成長に必要なことに、
お互いの時間を
投資できるといいですね。