会社の全員が
仕事に対して高いモチベーションを持って
取り組めていればいいですが
必ずしもそうでない、という職場も
多いと思います。
仕事に前向きでない人、というのは
どんなところにもいるものです。
今回は、人事として
そんな人と関わるときに
私が意識している
3つのポイントをシェアしますね。
①モチベーションには波がある
人のモチベーションは
高い時もあれば、低い時もあります。
体調が優れなかったり
家族とうまくコミュニケーションがとれなかったり
するだけでも
結構影響するものです。
だから、そもそも
「モチベーションには波がある」
という前提で関わることが必要です。
目の前の社員に対して
モチベーションが低いな、と感じても、
それは一時的なものかもしれません。
②仕事が「どれだけ大事か」は人による
生活していく上で
仕事により収入を得ることは
多くの人にとって
それなりに大事なことです。
が、それが「どれだけ大事か」というのは
人によります。
他の人と比べて
仕事より大事なことがたくさんある人
仕事以外のことが心に占める割合が高い人は
相対的にモチベーションが
低く見えることもあるかもしれません。
その人にとって
仕事はどんな位置づけか?
意識しながら関わっていけると
過大な期待も、過小な評価もせずに
フラットにかかわっていける可能性が高まります。
③見えない場所で動いているかも
モチベーションが非常に高くても
上司や同僚のの目につく場所で
表現する機会がないと
周囲からは、
モチベーションが高いようには見えません。
陰でさりげなくフォローしていたりしないか?
皆が見落としている仕事を
淡々とサポートしていないか?
など、多角的に見ることを
忘れないようにする必要があります。
その人が
「自分はモチベーションが低いから」
と言っていたとしても
それが必ずしも真実でないこともありますからね。
その人が陰でしている気配りや行動も、
汲んで関われる人事でいたいものです。
本当に「前向きでない」のか?
仕事に前向きでなかったり
モチベーションが低かったりする部下に対して
一番NGとなる関わりは
「前向きでない」と
決めつけて関わることだと思っています。
なぜかというと
ここまで3点あげてきたように
一時的なものであるケースや
たまたまそう見えてしまっているケースも
とても多いからです。
その部下は、本当に
「仕事に対して前向きでない」
のでしょうか?
「仕事に前向きではない」と決めつけて
関わることで、意欲を削いでしまうのは
人事として、とても残念なこと。
お互い、社員の可能性や
陰での努力も信じて
関わっていける自分に
なっていきたいですね。
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