「人事に異動したのですが、まず何の勉強をしたらいいですか?」
というご相談を、たまにいただきます。
正直なところ、人事分野はとても広いです。
そして「人事をやっている人にとってはあたりまえ」のことがとても多い。
新人になら手とり足取り説明するようなことも
他部署から異動してきた人に
そこまでするかといわれると、
そうではないケースも多いと思います。
「社内にいるんだから、当然知っているよね」
「社会人だから知ってるよね」
と思われて、省略されてしまうことも
多いんですよね。
なので、他分野から人事に異動してきた人は、
とにかく目の前に降ってくる仕事をこなしながら、
手探りで人事の勉強をしていっていることが
多いと思います。
が、これはとても効率が悪いです……
実務から身に着くことも多いのは確かなのですが
人事の基礎知識の大半は、実は法律知識。
もし踏み外せば行政処分、追徴金、訴訟、
みたいなこともありえます。
最近では、SNSでうっかり会社のことを喋って、
法律に触れるのではと
炎上するケースも見るようになりました……
社会保険労務士や
税理士などの専門家に助けてもらうにしても、
基礎知識がなければ、
「あ、これ怪しいかも? 専門家に相談しよう」
と思うことすらできないことって、
けっこうあるんです。
知らずに相談できなくて、法律違反して、
諸々まずいことになっている会社は
少なくないと感じます。
だから人事に異動になった際には、
できるだけ早い段階で
基礎知識を身に着けたほうがいいと
私自身は思っています。
そんなわけで、この記事では、
「人事に異動した方が、基礎固めのためにまず読んでおきたい本」
をご紹介しようと思います。
新卒入社で、人事に配属になった方にもおすすめです。
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