[Book] 人事としてリーダーが部下と向き合う時の覚悟を知っていますか?『リーダーを目覚めさせるキラー・クエスチョン~女性トップコーチが斬り込む「39」の質問~』

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人事であれば、
きっと多かれ少なかれ、
リーダー育成に携わっているものと思います。

ただ、

どんな働きかけをすれば、
「スタッフ」から「リーダー」になるのか?

は、迷うところがある人も
いるのではないでしょうか。

一見、モチベーションが高く
物事を前向きに推進しており
多くの成果を残している人でも、

リーダーになったことで
機能しなくなってしまう……

という人は少なくありません。

今回は、そんな人事の方に向けて
「リーダーとは何か」を
体感できる本をご紹介したいと思います。

林友香『リーダーを目覚めさせるキラー・クエスチョン~女性トップコーチが斬り込む「39」の質問~』

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「リーダー」として活躍している人へ、
となっていますが、

私自身は、すでにリーダーとして
活躍中の人に加え、

「これからリーダーになっていこうとしている人」
「リーダー育成に携わる人」

にぜひ読んでみてほしい本だなと感じています。

なぜかというと、
この本で取り扱っているのは

「リーダーと、そうでない人との意識の差」

だからです。

「リーダーとリーダー以外」の決定的な差

リーダー育成プログラムにおいて、
コーチング研修が必須となっている会社も
多いと思います。

確かに、コーチングを学ぶことは、
リーダー育成に効果的です。

リーダーは、部下をまとめ、育成し、
他部門と交渉して
仕事を前に進めていくことが
求められるケースが多いですからね。

コーチングの手法や、
コミュニケーション技法を
身に着けることで、

それらの期待される役割を
よりスムーズにこなせる可能性が高まります。

とはいえ、コーチング研修だけでは、
そこまでの効果が出ないこともあります。

なぜなら、学んだことを
現場で生かすかは
個人に任されていることが多いから。

コーチングの技術は、確かに有用です。

でも、学んだ本人が、
その技術を活かす気がないと、
会社や職場にその効果が
現れることはないのです。

では、コーチングを学んだ本人が
「活かしたい」と思え、
リーダーとしての階段を上っていくには、
何が必要なのでしょうか?

私は、「覚悟」ではないかと思います。

リーダーに必要な「覚悟」とは

リーダーの役割は、多岐にわたります。

特にリーダーと非リーダーで異なるのが、
部下育成と職場風土についての
責任があるかどうか、です。

部下育成も、
職場風土をよりよい状態にすることも、
「みんなでやること」というのは、
間違いではありません。

ですが、最終的な責任は、
やはりリーダーにあります。

例えば、メンバーの立場であれば
部下育成や職場風土の向上のために
「薄く広く“気配りの人”をやる」
というだけでも、全然問題ありません。

ですが、リーダーは違います。

一人一人の成長に責任を持ち、
時には厳しいフィードバックも
伝える必要がある。

そのためには、

「優れたリーダーは、
 何をどこまでやっているのか」

を知った上で、

「自分自身は、
 リーダーとしてここまでやるんだ」

と、ゴールを決め、
そこに意識を向けて行く必要があります。

それが、リーダーに求められる「覚悟」です。

この本は、この

「優れたリーダーは、
 何をどこまでやっているのか」

を示した上で

「あなたは、どこまでやるのか」

を訊いてきます。

それが、標題の一部にもなっている
「39の質問」です。

私自身は、この本を初めて読んだとき、
自分のリーダー像の浅さにぞっとしました。

半端な気持ちでメンバーと関わっていたな、
ということを思い知ったのです。

あなたは、人事として、
「リーダーとは何か」を理解していますか?

本書の中に
「まずはリーダーが斬られろ」
という章があります。

リーダーとして、
自らリスクをとって
最前線に出て行けているかを
振り返る章です。

私は、リーダー育成においては、
あえて「まずは人事が斬られろ」と
言いたいと思います。

人材育成において、
現場リーダーの意識を変え、
行動を変えたいのであれば、

まずは自らが、
自分が傷つくリスクを取ってでも
自分の盲点を知り、
意識を変えていく必要が
あるのではないでしょうか。

社員のことを楽しい時間にできるかどうか

この本を読んだ時、私が感じたのは、

「リーダーになるっていうのは、
 こんなにいろんなことを考え、
 実行なければいけないのか……」

ということでした。

考える、実行する。

言葉でいうのは一瞬ですが、
実際にやるとなると、
それなりに時間や手間暇を
かけることになります。

そのことに、強い負担感と、
絶望を感じたのを、
今でもよく覚えています。

が、実施に始めてみると、
ちょっと感じ方が変わってきました。

メンバーのことを考えるのも、
メンバーのために行動するのも
「楽しい」と思えるように
なってきたのです。

この「負担感」を「楽しい」に
変えることができるのが、
リーダーとして在る、
という「覚悟」なのだと思います。

この本をご紹介しようと思って、
書籍を読み替えしていたら、
冒頭に以下の一節があるのを見つけました。

私たちコーチは、クライアントの「できているつもりで、できていないこと」をフィードバックしますが、それを伝えると多くの人が逃げようとします。それから逃げずに下手なプライドを捨てて「大切な人のためにも変わろう」と決意を決められた人しか変われていません。覚悟ある人しか、「コーチング」は機能しないのです。

林友香『リーダーを目覚めさせるキラー・クエスチョン~女性トップコーチが斬り込む「39」の質問~』, 株式会社かざひの文庫, 2020, p.16

そして、冒頭から最後まで、
ずっと「リーダーになる覚悟」を
問うてくるのが、
この本なのだと思います。

あなたは、「覚悟あるリーダー」を
育成するという
人事としての覚悟がありますか。

自分自身の「覚悟」のありかを
ひもとくためにも、
一度、本書を読んでみてはいかがでしょうか。

林友香『リーダーを目覚めさせるキラー・クエスチョン~女性トップコーチが斬り込む「39」の質問~』

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