仕事が忙しくなったり、
逆にプライベートが
忙しくなったりすると
「仕事が忙しいから〇〇できない」
「(ライフイベント)で
忙しいから□□できない」
と、つい言ってしまうこと
あると思います。
人事の方であれば、
自分自身のことの他に
社員からのこうした相談にのることも
きっとあるのではないでしょうか。
その「つらい」の原因は本当?
タスクやスケジュールを調整して
スムーズに進むようにするのは
お互い大事なことだと思います。
そのためにも、お互いの事情や
今思っていることを聞くのは
とても大切なことです。
ただ、個人的に
「これは、社員が言っていることを
そのまま信じるのは、危険かな?」
と感じることもあります。
それは、例えば
「仕事がつらい」
状態に対して
「私、プライベートでも
こんなに忙しいのに!」
と、別のことを
引き合いに出しているなと
感じるときなどです。
辛いときほど、「気持ち」を起点に事象を混ぜてしまいがち
「仕事がつらい」って
仕事の仕方を変えるか
職場でのコミュニケーションを変えるか
でしか解消できないです。
プライベートで
時間ができたとしても
残念ながら、
仕事が楽になったり
楽しくなったりするわけじゃ
ないんですよね。
それなのに、その話に
「プライベートでも忙しいのに……」
と混ぜてしまうと、どうなるか。
人にもよりますが、
無意識のうちに
そう話した社員本人が
「プライベートのことを
言い訳にして
仕事で手を抜いた」
と後日罪悪感を
感じるようになるケースが
けっこうあるんですよ。
しんどいとき、つらい時って
しんどい理由を
延々探し続けてしまうこと、
あると思います。
そうすると、
関係のないものまで
勢いで、持ち出してきてしまったり
するんですけど、
そういうのは、
誰より自分自身を苦しくします。
そして、その場から動けなくなる
原因を作ってしまう。
「つらい」の中身をよく見よう
だから、「つらい」の原因を
混ぜないようにしましょう。
相談を受ける立場としてなら
相手が、自分が考えていることを
自分で整理出来るような形で
話を聞きましょう。
これができるようになると
自分自身で、ある程度、
割り切りができるようにもなってくるし
自分の踏ん張りどころが
自分で、しっかり
認識できるようにもなるので
仕事も楽になるし
成長速度があがります。
現在進行形で
ずっと「つらい」が
続いている方、
そして、社員の「つらい」を
ずっと聞き続けている方へ。
その「つらい」の中に
複数の「つらい」が
混ざっていませんか?
ぜひ考えてみてくださいね。
掘り下げてみると
意外といろんな要因が
出てくることも多いですよ。